毎度無策で場当たり的で自ら追い込まれる民主党

おそらく逮捕に踏み切ったにも関わらず、外交上の対策を全く考えていなかったのだろう。粛々の一手しか無かった。しかもその一手には覚悟が必要とされたが、その覚悟もなく、拘留期限を延長しながら中国のプレッシャーに屈し那覇地検にすべてを押し付ける形で強引に幕引きを図った。
検察が日中関係を考慮することは無いので、内閣から決断を迫られたと見て間違いない。
ここで学習しないのが我らの民主党(笑)。いや、もはや笑えるレベルはとっくに過ぎたのだが。岡田幹事長が「粛々と検察が判断したことだ。政治介入はしていない」と強弁していた。この言葉を信じる人はだれもいない。そもそも検察の発表が実質的に官邸から圧力を受けて屈したことを匂わせている。しかし、検察の判断だ、我々はタッチしていないと岡田幹事長と仙石官房長官は主張している。これで正面突破を図るつもりなのだろう。
しかし、もし検察の幹部が証人喚問で「指揮権発動をちらつかされた」ことを証言したら、新聞・週刊誌などのメディアに関係者がもらしたら一気に岡田・仙石はアウトになる。その時のことを考えているようには見えない。
同じ構図があのメール事件だ。当時の前原代表や党幹部は一様に「証拠はある。永田氏を信じる」と強弁し続けた。掛金を上げるだけ上げた結果は、何もなく執行部は全員腹を切った。あの時も「信じる」の一手だけで、何も無いことがバレたときのダメージコントロールを全く考えていなかった。
普天間問題でも全く同じである。「腹案がある」と強弁し続けた鳩山首相とそれを「信じる」と言い続けた民主党議員たち。「最低でも県外」の一手だけで、駄目だった時の対策を全く考えていなかった。結局、沖縄の期待を煽るだけ煽って辺野古に戻り、退陣に追い込まれた。
最初に威勢のいいことを言い、掛金を上げるだけあげて、実は対策を全く考えておらず、結果ダメージをモロにを喰らう。これが民主党のよくあるパターン。そして、今回はそれを国際舞台でやってしまい、国民の顔に糞を塗りたくるに等しい屈辱を与えることになった。
岡田幹事長は今日も検察がやったと強弁していた。臨時国会でも繰り返し、掛金をあげていくのだろう。が、政治介入したことは誰の目にも明らかであり、それを裏付けるような証言などが出てきたらどうするつもりなのだろうか。おそらく対策は全く考えていない。
私は民主党に全く期待をしていなかった(実際衆院選と参院選では自民党に入れた)。民主党政権になったときに、日本は色々と失うだろうと覚悟はしていた。覚悟はしていたが、実際にこうもあからさまに日本国民が世界が見ている前で中国に屈服するさまを見せつけられると、辛い。ほんとうに辛いね。