アジアの平和よりも中国国内の平和を優先すべきという人達


一連の強行な中国の外交姿勢は、中国が国内の安定に必死であることの裏返しなんだから、日本は中国国内の政治状況を考慮し、刺激することを避けるべき。こんな意見が尖閣事件以降ちらほら見受けられます。

例えばこれ
中国に幸せな社会が出来れば世界はもっと幸せになる | フランスの日々

中国が民主化を弾圧・投獄し、ノルウェー政府に圧力をかけ、日本を挑発するのは、中国のリーダーがバカで野蛮で、横暴だからではありません。その行動の裏には合理的なそうせざるを得ない理由があるのです(注:横暴と残虐を肯定するわけではありません)。

バブルはいつか弾け、成長はいつか止まる運命にあります。中国も例外ではありません。経済成長が鈍化したとき、人々の不満が蓄積し、中央の統制が崩れ、バラバラに崩壊して地方の軍閥が争う時代が来ないとも限りません。そうなれば、日本も被害を被ります。中国の不幸は日本にも波及し、中国の幸せは日本にも波及します。中国には日本の10倍以上もの慣性エネルギーが働いています。中国が変化するには慎重さと時間が必要なのです。


全くシートン先生同様、無垢としか言えません。どうしてこう言う無垢(笑)な人がはてなにはたくさんいるのでしょうか。


不安定な国内を納めるために、外国に対し横暴に振舞わなければならない。当然経済成長が止まったときには、国内の不満をそらすために外国に対しますますエスカレートした対応をするでしょう。
常に拡大を求め、立ち止まると崩壊してしまう中共政治体制の安定とアジアの平和と安定は決して相容れないのです。南沙諸島尖閣事件はその端緒でしかありません。


中共体制は金王朝体制と同じです。彼等が国内の安定を求めることで、アジアの平和と安定が損なわれている。
中共体制は国内の不満を吸い上げることは出来ません。不満のガスが自らに向くことを恐れ、外国に対し強硬姿勢を取らざるを得ない中共政府。経済成長が鈍化し、不満がたまり続ければ「戦争」という最悪のケースもちらつきます。
アジアの平和と安定のためには、中国国内で溜まっている不満を国内で解消してもらう必要があります。そして、それは中共体制では不可能です。ナショナリズムに走ること無く、不満を解消する。それには市民が政治に参加する民主主義体制にするしかありません。


中国を民主主義国家にすることはアジアの平和と安定のためなのです。そして、中共政府が強行な対外姿勢を取っているのは、歪な自分たちの体制を守る為だけだからです。


アジアの安定と中国共産党の安定は決して相容れません。中国国内の安定を考慮すべきという人たちはこれを肝にめいじるべきなのです。


終わり