なぜ左派は負け続けるのか

なぜ日本の左派はこんなに弱いのか?ネトウヨが歴史を振返りながら考察するブログ

相変わらず希望的観測が過ぎる上久保さん

◆相変わらず民主党びいきが過ぎて一番肝心なことを見落とす上久保さん


与謝野氏の入閣により自民党は倒閣へ突き進み、中小政党は解散総選挙阻止に走る|上久保誠人のクリティカル・アナリティクス|ダイヤモンド・オンライン

しかし、自民党が倒閣に突き進んでも、同調するのは「たちあがれ日本」と「みんなの党」だけだ。前回指摘したように、現行の選挙制度は大政党有利、中小政党に不利だ。総選挙は、中小政党を存亡の危機に陥れるだけのものだ。総選挙は自民党の政権復帰のためだけに行われるもので、中小政党が本気で総選挙に突入するインセンティブはない。

 むしろ、中小政党は解散総選挙を阻止する行動に出る。前回指摘したように、公明党は統一地方選を今年最大の活動目標と位置づけており、総選挙を戦う余力がない。自民党が強硬に解散を要求すればするほど、公明党は強硬な姿勢を軟化させ、菅政権に接近していく。公明党が民主党と組めば即、菅政権の衆参両院での安定多数確保につながる。公明党がこのカードを有効に使おうとするのは合理的だ。

 そして、公明党が菅政権に接近して安定多数となれば、社民党国民新党は菅政権への影響力を失う。それを恐れる両党は、菅政権に批判的な態度は取りづらい。両党は、消費税増税に基本的に難色だが、党の存亡を考えれば「小異」にすぎない。社会保障の充実など、「増税」支持についての言い訳はなんとでもなる。


統一地方選があるから、公明党が解散に乗らないという主張です。

しかし、自民党が描いているシナリオは4月の統一地方選で勝利し解散に追い込む、というものであり、統一地方選前前なら公明党も難色を示すでしょうが、統一地方選後ならば民公連立はほぼ無いと言えるでしょう。統一地方選では民主党政権批判を当然繰り広げるであろう公明党が、統一地方選後にその民主党と連立もしくは協力するとは考えにくい。

そして最も大事な点であり上久保さんの分析から抜けている点。

それが『内閣支持率』。

公明党は大衆迎合的な面が強いため、大衆からの人気が無い政権には擦り寄りません。

去年、予算関連法案で公明党は賛成に回りましたが、それは当時まだ民主党及び鳩山政権の支持率は高い水準を保っていたからです。

しかし、今は全く状況が違います。

菅政権は内閣改造をしたにも関わらず、緊急世論調査で30%前後。これがMAXであり、これから国会で野党からの攻撃にさらされ支持率が下落していくのは確実です。

加えて、民主党政党支持率も自民党に逆転される有様です。

そして地方選では連戦連敗。

大衆からの支持を失い、党内では小沢問題を抱え政治基盤は脆弱で、おまけに選挙に弱い菅民主党

公明党の性質を考えれば、民公の協力はまず有り得ません。

上久保さんは民主党に好意的であるがゆえに、政権交代後はズレた分析を続けています。

そして今回もまた民主党政権が続いてほしいという願望が過ぎた分析となっています。

実際は、民主党は公明党を取り込むことが出来ず、参院のねじれ解消も衆院の2/3確保も出来ないままで統一地方選で歴史的大敗を喫し、総辞職もしくは解散を迫られることは避けられない状況になっています。