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なぜ左派は負け続けるのか

なぜ日本の左派はこんなに弱いのか?ネトウヨが歴史を振返りながら考察するブログ

むしろ解散しないと前に進まない

◆はっきりしてきた総選挙の争点

【新企画】ニュースの深層バージョンアップ公開 菅政権断末魔の裏で民主・自民が目指す 「増税大連立」という茶番【23日追加版】 政界再編の軸は増税か、減税+改革か | 長谷川幸洋「ニュースの深層」 | 現代ビジネス [講談社]

政策が同じなのに「とにかく解散・総選挙を」という基本戦略も、政党の言い分としては根幹の部分でゆがんでいる。本来は、目指す政策がまったく違うから「一刻も早く国民の意志を問え」という主張に政治的正統性が出てくるのだ。

 その点で、菅が「まず解散だというのは、国民の利益よりも党の利益を優先している提案としか思えない」と反論したのは正しかった。ほとんどのマスコミはこのやりとりが持つ重要な意味合いを正確に伝えなかったが、まさに、ここが党首討論の核心部分である。

 仮に解散・総選挙となれば、自民党と民主党の戦いは非常に奇妙なものになるだろう。互いに相手をけなしながら、政策はともに増税を主張するのだから。両者はいったい、どこが違うのか、国民は判断に迷うに違いない。


長谷川幸洋さんの政治論評は好きなのだが、今回の分析はあまりに的外れ過ぎて少しびっくりした。

谷垣自民党と菅民主党の違い、つまり解散総選挙の争点は既にはっきりしている。

それは「2009年のマニフェストをどうするか」ということである。

現在は大きく三つの流れに分かれている。


・自民党−マニフェストを全面撤回し、消費税増税を含む社会保障・税制の一体改革を行う

民主党(主流派)−マニフェストを撤回せず、修正しながら社会保障・税制の一体改革を行う

民主党(小沢派)−マニフェストを堅持


谷垣自民と菅民主は増税で一致しているが、その前提ではっきりとした違いがあるのである。

いま谷垣自民党はとにかく菅政権を倒して解散・総選挙に持ち込みたいから、激しい言葉で民主党を攻撃しているが、選挙が終われば、さっさと手を握る公算が高い。そもそも、最重要課題である増税路線で一致しているのに、選挙の後もけんかしているほうが理屈に合わないのだ。

理屈に合わないのは分析が間違っているからに他ならない。

谷垣総裁も大島副総裁も石破政調会長も『マニフェストの間違いをきちっと認め、撤回するなら与野党協議に応じる』とくり返し述べている。

しかし、菅民主党はそれを拒否している。

党首討論もテレビの討論番組も大体どれもこの流れで議論が進む

自民党『増税は不可避だが、財源無視のバラマキマニフェストを撤回しろ』

民主党マニフェストの理念は間違っていない。しかし税制と社会保障の改革は不可避だ。協力しろ』

自民党『マニフェストのバラマキをしながらの増税には乗れない。マニフェストを撤回しろ』

民主党『だからマニフェストの理念は・・・以下略』

勿論、自民党は民主党マニフェストを撤回すれば『国民との契約を破ったのだから規約解除、つまり解散をしろ!』という手段で解散を迫るのは明らかなのだが(笑)

谷垣自民党と菅民主党の間では目指す政策は同じなのだが、前提が決定的に違う。

そして、菅民主党小沢民主党との間では『マニフェスト修正するかどうか』という対立点がある。(加えて感情的な対立も)。

このように今の政界は『2009年のマニフェストをどうするか』で3つの大きな流れに集約されてきており、互いが妥協できない状況にある。

争点がはっきりしないどころか、国民の審判を仰がない限り前に進まない状況になっているのである。

ちなみに、増税の前にデフレ脱却しなければならないと主張するみんなの党や自民党(上げ潮派残党)と言う流れもあるが、『消費税やむなし』の大合唱の中、脇役の感は否めない状態である。