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なぜ左派は負け続けるのか

なぜ日本の左派はこんなに弱いのか?ネトウヨが歴史を振返りながら考察するブログ

マニフェスト修正は悪魔の囁き

マニフェスト修正を求めるマスコミの大合唱


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やむなく妥協するのではない。修正こそが民意に応える道なのだと考えるべきではないか。野党の協力を得られないなら、与党が自ら修正するくらいの腹づもりがあっていい。


お知らせ : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

菅首相は腹をくくって、衆院選政権公約の大胆な修正に一刻も早く踏み切るしかない。


毎日新聞

首相が衆院を解散し、国民に信を問うべき時期もやがて訪れよう。そのためにも首相は党のマニフェスト見直し作業を前倒しし、これを主導しなければならない。

マスコミ挙げて『マニフェスト修正せよ』の大合唱である。

しかし、実際は民主党マニフェストを修正することは自殺行為に等しい。

まず、第一にむしろ解散しないと前に進まない - 政局観察日記で書いたように、既にマニフェスト修正という手は自民党と民主党小沢派によって封じられている

中途半端に修正に及べば、野党からは『契約違反だから解散して信を問い直せ』との激しい非難が浴びせられるだろう。

子ども手当2万6千円を小沢のせいにして修正しようとした『びっくりした』発言ですら、党内党外世論から強い非難を浴びた。

本格的な修正に乗り出せばどうなるか。菅民主党には考えただけでも恐ろしいだろう。

そして、民主党小沢派である。

マニフェスト修正を行うことは『マニフェスト回帰』を大義とする小沢派に執行部批判の格好の材料を与えることになってしまう。

会派離脱の16人や松木政務官辞任に続くような造反の動きが出れば、菅総理の求心力は一層低下してしまう。

そして、仮に野党や小沢派の攻撃を耐え、修正をした所で今まで『マニフェストは間違っていない』と国会などで突っ張ってきたこととの整合性をどうとるのか。


そして第二に、実際に修正を行うことは時間的技術的に非常に困難を伴うものであり、拙速に強行すれば閣内不一致で政権内部に亀裂が入りかねない。

ページが見つかりません - MSN産経ニュース

ただ、玄葉光一郎国家戦略担当相(民主党政調会長)は記者会見で「具体的な事項についてはまだ機は熟していない」と指摘。与謝野馨経済財政担当相も「技術的、時間的、事務的に可能かどうかよく考えた上で判断しないと混乱を招く」と述べ、拙速な見直し方針にくぎを刺した。

技術的、事務的、時間的な問題に加え、閣僚によってマニフェストの優先順位は違うだろうから具体的に何から手をつけるかということになるとモメる可能性が高い。

野党と小沢派からの攻撃に加え、政権内部でも混乱するようなことになれば政権はひとたまりもない。

マニフェスト修正は菅政権の内部崩壊の危険もはらむ。

そして第三に、これが最も重要なことだがマニフェストを修正することによりコア支持層が離れる恐れがある。

産経・FNNの世論調査によれば菅政権の支持率は20%民主党の支持率は18%で、無党派層やライトな民主党支持者は既に離れていると見ていいだろう。

今なお民主党を支持しているのは熱烈な民主党支持者かマニフェストによって恩恵をうける人々だろう。

修正の争点となっている子ども手当も『制度を続けるべきではない』が53%(産経FNN世論調査)となっているが、支持している人も数十%単位でいることをこの数字は示唆している。

そして、子ども手当だけでなく農家戸別補償や高速道路無料化などにそれぞれ賛成している少数の人々が存在している。

その少数の人々がまだ民主党を支持しているのだろう。

マニフェストを修正することはこの少数の支持者を自ら切り捨てることを意味する。

そして、マニフェストを修正したところで小沢問題などで離れた無党派層やライトな民主支持者が民主党支持に戻るわけではない。

つまり自滅、自殺行為にしかならないのである。



以上のように、マニフェストを見直すことは非常な困難を伴うことであり、たとえ見直しをしたところで今や数少なくなった民主党支持者のさらなる離反を招くだけなのである。

今の民主党に出来ることは、『マニフェストの理念は間違っていない』と念仏のようにとなえながら統一戦大敗、チキンレース敗北、党の瓦解を座して待つことだけなのである。