【大阪】橋下の土俵に上がってしまっている「反橋下」


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13日告示、27日投開票の大阪市長選で、共産党推薦で立候補を表明していた前大阪市議の渡司(わたし)考一氏(59)が4日、出馬を見送ることを決めた。支援団体「大阪市をよくする会」の幹部は「橋下徹氏の『独裁』を阻むための名誉ある決断」と説明。市長選は現職の平松邦夫市長(62)と、前大阪府知事の橋下徹氏(42)との一騎打ちになりそうだ。


『反橋下』派は橋下徹の『独裁』を阻むために結集している。

しかし、彼らは完全に橋下の思惑に嵌ってしまっている。

大阪都構想や橋下府政の総括といった具体的な争点ではなく

『独裁』という漠然としたイメージで闘おうとしてるからだ。

橋下的なるものを受け入れるかどうかという単純な二項対立の中で

不完全な大阪都構想やほとんど結果が出なかった橋下府政という橋下に不利な材料は

完全に覆い隠されつつある。

そして、イメージ戦となれば抜群の発信力をもつ橋下が圧倒的有利だ。

選挙はフタを開けてみるまでわからないが

反橋下派の『ハシズム』とか『独裁者』とかいう橋下への漠然とした批判と

維新vs反維新という単純な対立は

イメージ戦を最も得意とする橋下にとって自分に有利な土俵での戦いになるため

望むところだろう。

世論調査では自公民の支持者は大体半々に分かれている。

鍵を握るのは無党派だが、ここではやはり発信力に勝る橋下が優勢だ。

反橋下派は結集するのが遅すぎた。

その結果、橋下に主導権を握られ相手に有利な土俵で戦わざるを得なくなってしまった。