なぜ左派は負け続けるのか

なぜ日本の左派はこんなに弱いのか?ネトウヨが歴史を振返りながら考察するブログ

菅直人には再臨界の認識があったのだろうか


お知らせ : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

事故調によると、同日夕、菅氏や班目春樹原子力安全委員長らが、建屋が爆発した1号機の原子炉を冷却する海水注入について議論。班目氏らは「注水を優先すべきだ」と進言した。

 だが、海水によって再臨界することはないにもかかわらず、菅氏が再臨界を懸念したことなどから、注水の指示が遅れた。また、同じ懸念から避難区域を半径10キロ圏から同20キロ圏に広げた。

 ところが、事故調がこの経緯を尋ねると、菅氏は「海水で再臨界するわけがない。私にはそれくらいの知識はある」などと語り、否定したという。菅氏は昨年の国会で「海水注入にあたって再臨界の危険性を考えた」と答弁し、避難区域拡大についても菅氏が再臨界の可能性を踏まえて決めたと複数の関係者が事故調に証言しているという。


昨年、菅は海水注入と再臨界について国会答弁でどのように答えていたのだろうか。

平成23年5月23日 東日本大震災復興特別委員会
http://kokkai.ndl.go.jp/cgi-bin/KENSAKU/swk_dispdoc.cgi?SESSION=25294&SAVED_RID=1&PAGE=0&POS=0&TOTAL=0&SRV_ID=9&DOC_ID=8397&DPAGE=1&DTOTAL=4&DPOS=4&SORT_DIR=1&SORT_TYPE=0&MODE=1&DMY=26805

○菅内閣総理大臣 この時点では、それまでの状況を踏まえて、海水注入に当たってどのようなことを考えなければならないか、そういった議論がありまして、私の方からいわゆる再臨界という課題も、私にもありましたし、その場の議論の中でも出ておりましたので、そういうことを含めて、海水注入をするに当たってどのようにすべきか、そのことの検討を、今申し上げたような皆さんが一堂に会されておりましたので、それをその皆さんにお願いする。
 その時点では、東電の担当者は、海水注入はこれから準備をしても一時間半程度は準備にかかりそうなのでという御指摘もありましたので、十八時の段階で、それではそういったことも含めた検討をお願いする、そういうことを私の方から申し上げました。

『私の方からいわゆる再臨界という課題も、私にはありましたし』

海水注入で再臨界の可能性を考えたと、はっきり言ってる。


斑目原子力安全委員会委員長も同じ特別委で次のように言っている。

http://kokkai.ndl.go.jp/cgi-bin/KENSAKU/swk_dispdoc.cgi?SESSION=25294&SAVED_RID=1&PAGE=0&POS=0&TOTAL=0&SRV_ID=9&DOC_ID=8397&DPAGE=1&DTOTAL=4&DPOS=4&SORT_DIR=1&SORT_TYPE=0&MODE=1&DMY=26805

○班目参考人 その場においては、海水を注入することによる問題点をとにかくすべて洗い出してくれという総理からの指示がございました。私の方からは、海水を入れたら、例えば塩が析出してしまって流路がふさがる可能性もありますよとか、腐食の問題がありますよとか、その他いろいろ申し上げました。
 そんな中で、多分総理からだと思うんですが、どなたかから、再臨界について気にしなくてもいいのかという発言がありましたので、それに対して私は、再臨界の可能性はゼロではないと申し上げた、これは確かでございます。

菅直人から再臨界の可能性をたずねられた、と。


そして再び再臨界について質問された菅直人は次のように答えた。

http://kokkai.ndl.go.jp/cgi-bin/KENSAKU/swk_dispdoc.cgi?SESSION=25294&SAVED_RID=1&PAGE=0&POS=0&TOTAL=0&SRV_ID=9&DOC_ID=8397&DPAGE=1&DTOTAL=4&DPOS=4&SORT_DIR=1&SORT_TYPE=0&MODE=1&DMY=26805

○菅内閣総理大臣 私自身、今の委員長のお話もありましたように、水を入れる、冷却機能が停止をしているわけですから、水を入れなければならないという認識は極めて最初から強く、そういう皆さんの指摘も含めて、ありました。そのために、いろいろな消防車等を電源車と同時に送って注水を行う、真水の注水が行われたわけであります。そして、真水がなくなった場合には海水を入れるしかないわけでありますから、そういうことの必要性は十分に認識をいたしておりました。
 と同時に、いろいろなことが一般論としては心配されます。例えば水素爆発、例えば水蒸気爆発、あるいは圧力が上がり過ぎて格納容器が損傷するといった、いろいろな可能性があります。そのいろいろな問題の中で、再臨界ということも、もし本当に起きればこれは大変なことでありますので、つまりは核分裂反応が再び起きるということでありますから、そういうことについては、従来から硼素、硼酸等を投入して防ぐということの手だてができるようになっておりますので、そういう問題もすべて含めて、専門家の皆さんでありますので、海水注入に当たって検討をお願いいたしたわけであります。

・・・・

『海水で再臨界するわけがない。私にはそれくらいの知識はある』

へー、そうですか(棒読)

東電撤退でも国会答弁と矛盾したことを言った菅だが、これもどのように説明するのだろうか。

見ものである。


ちなみに菅が再臨界の可能性を考えたことを斑目のせいにしたことで斑目がブチ切れひと騒動となったこの件は

吉田所長が官邸の意向関係なく海水注入をしていた、という全く間抜けなオチで終わった。

この海水注入関連の騒動も時間があればいずれまとめてみようと思う。