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なぜ左派は負け続けるのか

なぜ日本の左派はこんなに弱いのか?ネトウヨが歴史を振返りながら考察するブログ

【政治】2013年参院選予想その2−民主党のジレンマ

前回は与党側の予想だったので今回は野党側の予想


■野党連携の焦点は二人区

前回の小選挙区で共倒れしたことを反省して1人区で野党連携という話が各野党の党首らから出ている。

ただこれはズレた話なのだ。

野党にとって問題は一人区ではなく二人区なのである。

それは野党の議席獲得予想からみればよく分かる。

参議院選挙はスイングする小選挙区が全体の25%しかないので予想が立てやすい。

主な野党各党の議席獲得予想はだいたい以下のとおりになる。

選挙区

5人区 
東京  自・民・公・維orみ・共

4人区 
大阪  自・民・公・維
神奈川 自・民・公・み

3人区 
愛知  自・民・維
埼玉  自・民・公
千葉  自・民・み

比例区(前回衆院選の比例得票率にもとづいて予想)

維新  10議席(20%)
民主  8議席 (16%)
みんな 4議席 (9%)


これに民主党が一人区で大体10,二大政党の指定席である二人区を全部取るとすると

野党の議席獲得予想はこんな感じ。

党名 一人区 二人区 3人区以上 比例 議席
民主 10 10 34
維新 10 13
みんな


維新やみんなの党はこんな結果では大いに不満だろう。

特に維新は衆院で民主党と殆ど変わらない議席を持っている為に民主党に議席をもっと譲れと強硬に主張するのは確実である。

民主党は一人区を譲ることで第三極をなだめようとするかもしれない。

しかし09年の政権交代後に地方へ回帰した自民党は10年参院選、11年統一地方選、12年衆院選と地方の選挙区で圧倒的な強さを誇っている。

しかも今回は補正予算などで地方へ金をばらまくなど選挙対策を着実に実行している。

都市型化に失敗し迷走の中にあった07年の安倍自民党と今の安倍自民党は全く異質なものとなっている。

都市型政党の第三極が連携したとしても一人区で今の自民党に勝つのはかなり難しいだろう。

一人区で勝つのは難しい、3人区以上もとれる議席は決まっている、比例も分散するのでのびない・・・となると第三極の狙いは民主党が持つ二大政党の指定席『二人区10議席』へと必然的にうつっていく。


民主党のジレンマ

野党連携模索する民主党は深刻なジレンマに陥っている。

第二極からの転落覚悟で自公過半数阻止を狙うのか、それとも第二極の座を守ることを最優先させるのか。

ただ、どちらを選択しても狙い通り行くかは不透明だ。

第二極転落覚悟で野党連携を確立したとしても、上で書いたように都市型政党の第三極と地方の一人区で連携しても効果は薄い。一人区で自民党と戦うしんどさはほとんど変わらない。

そして連携の代償として二人区を譲るようなことになれば、当選間違いなかった民主党の候補やそのバックの県連や支持団体から不満の声が当然出てくる。第三極と地方組織の板挟みという新たな問題が発生することになる。

一方、第二極の座を死守すること選べば、二人区で対立候補を立てられることになる。

特に維新は京都や兵庫では必ず立てるだろうし、議席が民主党から生活党に移った新潟や広島は第三極から見れば狙いどころだろう。

こうなると地方で自民党に都市部で第三極に挟撃されるというここ最近の民主党敗北パターンとなってくる。

どちらを選んでも民主党にとって厳しい選択になる。

民主党はどちらを選ぶだろうか。


ただ個人的にはどちらを選んでもあまり関係ないかなとも思う。

自公の過半数を阻止できず、第二極の座からも転落していくという民主党にとって最悪なシナリオが実は一番可能性が高いのではないか、と。

維新の会が分裂しみんなの党大阪維新の会といっしょになる。そうなれば民主党は一人区で自民党に惨敗し二人区と比例をみんな+大阪維新に奪われる形で第二極の座から転落していく。そして民主党分裂へ・・・

これは民主党やその支持者たちにとっては最もいやな展開であり、マスコミもまだそこまで予想する声は全くないけれども、今の流れの中ではむしろこれが自然な気がする。

まあ国会が始まってみなければどうなるか全くわからないが・・

民主党が代表に海江田を選んだ時点である程度政治の未来の形は見えているように思える。