【社会】大阪と橋下徹と裏社会その2−2006年に社会問題化した同和問題

関西圏はカタギとヤクザがよく言えば共存、悪く言えばグチャグチャな状態であった。

さすがに関西の人も21世紀にもなってこれではダメだという意識が生まれたのだろう。

2006年頃に行政と同和団体(と反社会勢力)の爛れた関係が関西圏で大きな社会問題化した。

契機となったのは3つの事件である。

大阪では飛鳥会事件。京都では京都市役所職員の相次ぐ不祥事、というか犯罪。奈良では長期仮病欠勤の職員がポルシェを乗り回す解同幹部だった件が問題となった。

それぞれの概要はwikiを見れば大体分かると思う。

飛鳥会事件 - Wikipedia

京都市環境局不祥事 - Wikipedia

奈良市部落解放同盟員給与不正受給事件 - Wikipedia]

いずれも同和行政が進む中で出来上がった行政−同和のトンネルを同和と繋がりの深くなりがちな反社会的ゾーンの人々が利用したという話である。

特に大阪は暴力団組員が解同の幹部となり大阪市の中枢と繋がっていたという行政−同和−反社会勢力という構図がストレートに現れたので大きな問題となった。

在阪キー局のマスコミも執拗に同和と行政の問題を追いかけ、最終的には解同はエセ同和行為を非難する声明を出さざるをえないところまで追い詰められた。

本当に2006年頃の関西の夕方の情報番組は面白かったし、ある意味すごかった。(関西ではゴールデンタイムは在京キー局の番組を流すために、関西マスコミ独自のニュースは夕方の情報番組で扱う事が多い)。

ムーブ!とかちちんぷいぷいとか。ちちんぷいぷいはまだやってるみたいだけど。

毎日のように京都市役所の職員は逮捕か処分されてたし、同和と行政の問題を主婦がメインターゲットの情報番組で深く解説していた(笑。

当時の雰囲気が伺える京都市環境局不祥事に関するニュースがyoutubeにあったので転載しておく。当時といっても6年ぐらい前の話だけれども。


・・・・「逮捕者93人 懲戒処分540人」!!!!

ひとつの市役所で逮捕者93人って(爆笑。

しかも映像に映ってる注射器は確か環境局の事務所から見つかったはず(大爆笑。

で、これらの不良職員を調べてみるとほとんどが同和団体の推薦で採用された同和枠の職員だったわけ。

こういうのが2006年まで見逃されてきた事を思えば、関西の行政と利権団体そして反社会勢力のつながりの根の深さの雰囲気が何となく分かると思う。

しかしいま見ても本当に凄いな、93人の逮捕者って。ほんの数年前にこんなニュースが毎日のように流れていたのを考えるとやっぱり関西って異常。




問題が発覚した当時の京都市長は逃げるように辞職して、新市長が問題の環境局で訓示したりしても誰も問題が解決するなんて思わない。

なぜならこの新市長も前任者の市長と同じく京都市にぶら下がっている様々な団体に担がれてるのだから。

腐敗した都市に腐敗した市長、誰もがおかしいと思いながらも何も変わらない。

そしてそれは大阪でも全く同じ。

刺青をしてるような人間が公務員として潜り込んでるのは大阪なら誰もが薄々気づいていること。

ただ口に出して批判した所で行政にガッチリ食い込んでいる利権のシステムが壊れるはずもない。

言うだけ無駄。

2006年激しくなる同和批判の一方で、根本的には何も変わらないという一種の自嘲のような空気もあった。

他府県から大阪に来た私にはそう感じられた。

地盤沈下の止まらない大阪経済。腐りきった大阪の公務員。行政に寄生する同和などの利権団体。

いくら非難しても嘆いても何も変わらない―――2006年の一連の同和の事件でそんな空気が充満していった。

そしてその翌年、橋下徹大阪府知事が誕生するのである。


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京都・同和「裏」行政──現役市会議員が見た「虚構」と「真実」 (講談社プラスアルファ新書)

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ピストルと荊冠 〈被差別〉と〈暴力〉で大阪を背負った男・小西邦彦

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