読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

なぜ左派は負け続けるのか

なぜ日本の左派はこんなに弱いのか?ネトウヨが歴史を振返りながら考察するブログ

【政治】政治オンチな白川日銀

日銀と政府は共同声明を発表したが、どうやらそれは期待はずれのものだったようだ。

日銀緩和決定に懐疑論も−デフレ脱却から程遠いとの見方 - WSJ.com

 今回、白川総裁は安倍首相の全体的な処方せんをのむことで方針転換したかにみえた。だが、それでも重要な裁量の余地をなんとか確保した。同総裁は共同声明発表後の記者会見で、金融政策の新たな決定は、安倍首相が大胆な規制上、制度上の改革を断行するという、もっと幅広い「成長戦略」を採用しない限り機能しないと繰り返し述べた。

朝日新聞デジタル:「無期限緩和」はや失望感 資金増加ペース急落 円高・株安進む - ニュース

 日本銀行が新たな物価目標に向けて打ち出した「無期限の金融緩和」に、金融市場で早くも失望感が広がっている。新方式では、お金の増え方が鈍くなることがわかってきたためだ。23日は日経平均株価が200円超下がり、円安も止まった。

非常に意外な結果に驚かされた。金融緩和を掲げて選挙を勝った総理があそこまで強く求めたのに実質ゼロ回答とは。こんなところで『勝ち』を取りにくるとは思わなかった。どうやら白川日銀というのは想像以上に政治オンチな組織らしい。

今回は白川日銀の粘り勝ちといえるのだろうが、日銀総裁人事選びが進むこの時期に粘り勝ちして一体どうするというのだろうか。

日銀にとって最悪のシナリオは総裁副総裁をリフレ派で固められた上に日銀法を改正されることで、正念場となるのは今年の3〜4月頃だ。日銀が勝負をかけるならそこで、それまでは恭順の意を示すと思っていた。

しかし1月でいきなりゼロ回答。だからびっくりした。選挙を経ても日銀自身に全く変わる気がないことが改めて示されたことで、今後更なる政治介入の可能性を自ら高めてしまったといえるだろう。


■金融政策を自ら選挙の争点にしてしまった白川総裁

白川日銀がその政治オンチぶりを露呈したのは今回が初めてではない。総選挙の時もそうであった。

11月16日に衆議院が解散され、実質選挙戦が始まった。その中で安倍が大胆な金融緩和を訴えたことに対し白川が公然と反論したのである。

ページが見つかりません - MSN産経ニュース

私には白川の行動が不思議に思えた。普通、官僚は選挙中という微妙な時期に政治家を批判したりしない。なぜなら選挙後に政治家から報復や介入を受ける可能性が非常に高いからだ。

しかし白川は安倍を批判した。その結果民主党やマスコミが白川の発言を根拠に安倍を批判するようになり、気づけば金融政策は選挙の大きな争点の一つとなっていた。

白川が実質選挙に入っている期間に不用意な発言をしなければ金融政策がここまで世間の注目を集めることも選挙の争点になることもなかっただろう。

結局選挙は自民党が圧勝し、白川は慌てて安倍のもとを訪れるはめになった。こうなることは容易に予想できたはずなのに白川が何故選挙中にあんな反論をしたのかが私には理解できなかった。そして一応私の中で出た結論は『もしかして白川って凄い政治オンチなんじゃね?』ということだった。

そして今回の共同声明で確信した。

白川は凄い政治オンチ。間違いない。

選挙中に政治に介入したり5年に一度政治が日銀に人事という形で堂々と介入できる時期を目前にして政府にゼロ回答で応えるのはどう考えても政治が全く読めていないとしか思えない。

白川と日銀は金融緩和は効かないし、日銀の独立性は絶対と信じているのだろう。そしてそれを決して譲らないことが正義だとおそらく思っている。

白川日銀の信念としてそれはそれで結構だが(本当は結構じゃないんだろうが)、組織防衛としてそのやり方で本当にいいんですかね。

日銀を守ろうと白川が頑張れば頑張るほど政治の介入圧力が高まるのは皮肉というかなんというか。

自公は参院過半数割れを日銀批判急先鋒のみんなの党と組んで乗り越えようとしている。

白川日銀は自分たちの置かれた政治的状況のヤバさを理解しているのだろうか。

おそらく理解していない。