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なぜ左派は負け続けるのか

なぜ日本の左派はこんなに弱いのか?ネトウヨが歴史を振返りながら考察するブログ

【政治】日銀総裁人事で厳しい判断を迫られる民主党

:日本経済新聞

日銀の白川方明総裁は5日夕、日銀副総裁の任期が満了する3月19日に総裁を辞任する意向を表明した。安倍晋三首相と首相官邸で会談後、記者団に語った。4月8日の任期切れを待たず、前倒しで辞任するものだ。2人の副総裁の任期と合わせる。

安倍に対するあてつけか、それとも副総裁と一緒に辞めるんで日銀法改正までは勘弁して下さいということだろうか。ただ単に副総裁にリフレ派を入れられてサンドバッグにされるのが嫌だっただけか。

ただ白川もかわいそうな人だったのかもしれない。

守るのは組織 奔流アベノミクス(4) :日本経済新聞

こういう記事を見るとそう思わされる。

自民党大勝後、安倍の方針を受け入れるのか従来路線を貫くのかで日銀が揺れ動く中で少なくない日銀OBが徹底抗戦を主張したというのだ。

普通金融政策が選挙の争点となりその結果が出た時点でもはや勝負あったと思うはずだが彼らは民意を無視出来ると考えたようだ。

いくら中央銀行といえどもちょっと異常である。デフレ脱却が成功してしまうとこの15年近い日銀の政策、正確に言えば彼ら日銀OBの失敗が明白になってしまい全ての罪を着せられることを恐れているのでは、とさえ思える。そして日経の記事はそういうニュアンスを含ませてあるようだ。

もし自分たちの名誉を守るためだけに日銀OBがプレッシャーをかけ白川が動けなかったとするなら気の毒な話であるのかもしれない。

まあしかしもう終わった話だ。これでようやく大きな政局が動き始める。好スタートを切った安倍内閣は最初の試練を迎える。

しかし実はこの日銀総裁人事をめぐる政局で最も厳しい立場に置かれるのは安倍ではなく民主党なのだ。


■あの頃僕らはあほでした

日銀総裁候補として財務省OBやリフレ派人脈の人たちの名前が上がっている。

アベノミクスを日銀の独立性という観点から批判している民主党としては、政府と日銀のさらなる一体性を求める安倍に同調する日銀総裁候補では中々賛成しにくい。

しかし総裁人事で反対して自公+み+維+改革+無で通されてしまうと、円安株高が維持されたまま6月の東京都議選・7月の参院選を迎えた場合に完全に蚊帳の外に置かれ惨敗は必至となってしまう。

民主党としてはそうしたリスクを避けるためにもできるだけ穏健な人事、例えば財務省OBなどで妥協したいと考えているだろう。

ただ、その穏健な人事で最も有力なのがあの武藤敏郎元財務事務次官なのである。5年前民主党が政局で徹底的に潰したあの日銀総裁候補である。

もし武藤元次官を受け入れた場合、民主党は世間に向かって『あの頃僕らはあほでしたー!』と5年前の愚行について叫ぶことになる。そして懺悔すればその責任を問われるのが政治の世界。この5年で何故変わったのか、その間の異常な円高と株安の責任をどう取るのか、辞めてしまった白川の代わりに民主党が説明責任という形で与野党から責められるのだろう。

強硬なリフレ派候補も穏健な財務省OBも民主党は同意することは難しい。一方で反対してしまうと選挙までに円安株高が続いてしまった場合に悲惨なことになってしまう。それ以前に党内に少なくないリフレ派議員を抱えているために造反が起きる可能性さえある。

今回の日銀総裁人事で民主党は相当難しい判断を迫られることになる。

そして安倍は民主党の足元を見て相当厳しい球を投げるかもしれない。竹中平蔵とか。笑。民主党は絶対に賛成しないし自民党内もガタつく恐れもあるが、円安株高ムードが続いた場合それを独占することが出来る。

今回の日銀総裁人事の政局では、円安株高ムードに加え、み+維+改+無という選択肢も持つ自民党が圧倒的有利な立場にいるようにみえる。逆に民主党は選択肢がほとんどないように見える。

自民党はどんな球を投げ、民主党はどんな道を選ぶか。

いよいよ今年も政局が始まる。