なぜ左派は負け続けるのか

なぜ日本の左派はこんなに弱いのか?ネトウヨが歴史を振返りながら考察するブログ

【政治】熱狂無き完全勝利が意味するもの

既に旬がすぎた感があるけれど東京都議選についての雑感。

■熱狂無き完全勝利

数字から東京都議選の結果を考える(江川 紹子) - 個人 - Yahoo!ニュース

今回の結果に、安倍首相は「半年間の政権の実績に一定の評価を頂いた」と自信を深めている。確かに自民党は、「小泉旋風」の時より高い得票率は得た。だが、得票数を見れば、2001年より88,300票減らしている。「小泉旋風」は、人々に熱気を吹き込み、投票所へと足を運ばせ、投票率を高める効果もあった。安倍首相には、未だ小泉氏のような動員力はない。

自民党は大勝したけど投票率は低いし得票数も減らしてるから自民支持は議席が示すより実際は大したことがない。野党にはまだまだチャンスが有る--という評はこれに限らずよく目にする。確かにそのとおりなのだが、私の捉え方はこれらとは真逆だ。完全勝利を収めた安倍自民党にはまだまだ伸びしろがあると考えている。

郵政選挙と09年の政権交代は熱狂の中で無党派層を呼び込み高い投票率と得票率で地滑り的大勝を生んだ。しかしこれは裏を返せば選挙時がMAXに近い状態であったといえる。熱狂で異常に高まった期待値がそれ以上伸びるはずもなく、選挙後まもなくして大きな失望感へと変わっていった。一方で安倍自民党には熱狂がない、にもかかわらず完全勝利を収めているのである。低い期待値でこれなのだ。仮に安倍政権が掲げる経済政策がそれなりに成果をあげ国民が成長を実感すればどうなるか。今回棄権した半分近い有権者を取り込むことができるのは野党だけではないのである。

今回の都議選は自民党が熱狂無き完全勝利を収めた。そしてそれは安倍自民党のピークがまだまだ先にある可能性を示唆している。


■失敗した民主党救済

5月ぐらいから急激に盛り上がった橋下徹バッシングだが、私はその根底の一部に民主党救済のための維新潰しのような空気を感じていた。第2極の座を争う民主党と維新の会。維新の会を潰せば必然的に民主党は浮上するだろう、という計算が、特に朝日新聞や毎日新聞の橋下バッシングにはちらちら見えていた。そして維新の会が大きく失速したことで、民主党が浮上すると多くの人が予想し、民主党の議員たちもそう思っていた。

しかし予想に反し都議選の結果民主党は第4党に転落し、潰れた維新の代わりに共産党みんなの党に票をごっそり持っていかれた。こうなっては民主党救済のために維新叩きしていた人たちもお手上げだろう。

それにしても民主党アレルギーの凄さは実際私の予想も超えるものであった。というか都市政党が都市部で勝てないとか本格的にヤバイと思う。腐っても野党第一党の看板で存在感を示すかと思ったが、なんか色々やばい。何より民主党自体がやばい。『敗北は織り込み済み。でもまあ野党第一党の地位は守れるっしょ』みたいな緩さを感じる。その緩みが都議選で相次いだ共倒れと思わぬ大敗に繋がったのだと思う。

7月の参院選では民主党が20議席以上を取って野党第一党の地位を保つと予想したけれども、このままの緩さが続けばもしかして20議席に届かず、第三極や共産党に予想外に議席を持っていかれるかもしれない。

個人的には民主党には頑張って20議席ぐらいは確保して安愚楽海江田さんを是非とも続投させてあげてほしいと思っているのだけれども。笑。