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なぜ左派は負け続けるのか

なぜ日本の左派はこんなに弱いのか?ネトウヨが歴史を振返りながら考察するブログ

【政治】ポピュリスト菅直人の終わり

一週間前ほどに【政治】菅直人を賞賛していた人たちは今こそ菅を助けるべき - 政局観察日記菅直人について

そして今も、民主党執行部の決定を無視し脱原発一本で党外人気を得ようという自己の利益を優先している。まあ、ただ党外人気も全く上がらない上に党内からも批判に晒されているということで菅のいつものダメなパターンにはまりつつあるようだが。おそらく党内の反発に対抗する為に一層大衆に媚び、それが更に自分の首を締め上げていく事になるのだろう。笑。

と書いたのだが、案の定菅は一層のポピュリズムに邁進している。


菅元首相が安倍首相を提訴 原発事故めぐり「メルマガで中傷記事」
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130716/stt13071614480001-n1.htm

率直な感想としては菅直人も追い詰められたなー、というものだ。

そもそも海水注入の件では確かに安倍がメルマガに書いたように『菅が海水注入を止めた』という事実はない。官邸にいた東電の人間が吉田所長に止めるよう要請したのが実態である。

しかし、なぜその東電の人間が海水注入停止を要請したのかといえば海水注入にあたって菅直人が再臨界を懸念しその説得に手間取っていたからである。総理の承諾なしに注入は出来ないと東電の人間は『忖度』したのである。菅直人が海水注入による再臨界を言い出したのは震災直後の5月23日の国会答弁で斑目が総答弁し管自身も認めていることから明らかなのだ。また海江田や東電の武黒など当時官邸にいた人々も菅が再臨界を言い出し懸念したと証言している。そして政府・民間・国会、すべての事故調の報告書でそのように書かれている。それにもかかわらず菅直人は震災直後の国会答弁を翻し『海水注入で再臨界が起こるなんて自分は一言も言ってない。武黒が勝手にやった』と断言している。

今回の海水注入の問題を蒸返せば自らの嘘もまた暴かれる可能性が高いのだが、菅直人にはそこまでしなければならない理由があった。


民主党内で孤立する菅直人

何故この時期に菅直人がこんな事をしたのかと疑問に思う人は多いだろう。

この背景には菅の民主党内における著しい地位低下がある。

菅元首相県内入り中止 「脱原発色」に連合が抵抗感
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/07/20130706t11025.htm

細野氏、連日の「菅たたき」 新しい民主党アピール?
http://www.asahi.com/politics/update/0709/TKY201307090366.html

先の衆院選で比例復活したことだけでも党内ランクは下がったのだが、それに加え都議選で子飼いの候補たちが軒並み落選。また、脱原発色が強すぎるために一部の労組からは批判の声が出ていたことで菅を敬遠する民主党議員が増えていた。そして今回の参院選では党執行部の決定に反し、無所属で立候補した大河原を勝手に支援。事実上の反党行為に細野幹事長に公然と批判される事態に陥っていた。

ファイルが見つかりません News i - TBSの動画ニュースサイト

6:00辺りに大河原の応援に来ていた菅が記者に『民主党はもう一人候補がいますが?』『党内からの批判については?』と聞かれ、『今日は脱原発の話だけ』と苦い顔で答える菅直人の姿が映っている。党内での微妙な立場が伺えるシーンだ。

今回の提訴で菅は『俺は党外でこんなに人気があるんだぞ。安倍とも戦えるぞ』と党内にアピールをすることにより、党執行部の決定に反して大河原を支援したことに対する参院選後の処分を何とか避けようとしているとみて間違いない。

今の菅の状況で厳しい処分を受ければ政治的に終わる可能性が高い。菅はなんとかして処分を回避しなければならなかった。その為に吉田所長が亡くなったことに合わせて2年前のネタを引っ張りだし党外の注目を集めようとした。

党外の人気で党内の自身に対する不満にけん制するのは菅直人が昔からよくやる手だ。

しかし今回いよいよ菅直人も終わりかと思わされたのは、繰り返しになるが今回のネタは菅にとっても海水注入の嘘がバレかねないリスクが大きいもので、それを使わざるを得なかったこと。

そして何より仲間であるはずの民主党議員たちが一連の件に対して全く反応を示していないことがある。見事に皆スルーしている。鈴木寛が殴られた件では多くの民主党議員や関係者が反応したにも関わらず、だ。

菅を排除することで既に民主党内部の空気は固まっている、とさえ感じる。だからこそ菅直人は今回これほど思い切ったことを参院選直前にせざるをえなかったのだろう。参院選が終わってしまうと排除される恐れがあった。

安倍提訴という党外パフォーマンスがどこまで民主党内部に影響するかは分からないが、民主党が党内ガバナンス力の強化という方向で進んでいる以上、自分の利益のために組織を軽んじる菅直人みたいなタイプは遠からず組織から排除されることになる。

薬害エイズ事件後のような熱狂的な人気は既に無く、小沢や鳩山といった実力者とトロイカを組んで中堅若手を抑えこむことも出来ない。党内からは冷ややかに見られ、党外で何とか人気を得て挽回しようとツイッターでシコシコ支持者と慣れ合ったり、権力者となった安倍を必死に挑発して注目を集めようと足掻く菅直人

これはもう終わりですねえ。