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なぜ左派は負け続けるのか

なぜ日本の左派はこんなに弱いのか?ネトウヨが歴史を振返りながら考察するブログ

【政治】秘密保護法案政局ーマスコミの過信と敗北

不思議な政局だった。

2週間ほど前には自民党側も野党との修正協議で譲歩する事を示唆し、民主党も政権担当時に秘密保護法案を検討した経緯もあり修正協議に応じる構えを見せていた。

石破氏、修正協議に柔軟姿勢 秘密保護法案
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131110/plc13111021110008-n1.htm

秘密保護法案 民主党が与党側と修正協議へ
http://www.news24.jp/articles/2013/11/13/04240233.html

NSC法案同様、こちらも与野党修正協議の後に成立するのかなーと思っていたら、秘密保護法絶対反対、廃案すべしというマスコミにケツを叩かれる形で民主党は反対に回ってしまった。

ここで私には分からないのだが、衆参で自公が過半数を取っている以上秘密保護法案の成立は不可避なのだから、それを前提としてどこまで『秘密』にするのか、どこまで『知る権利』は保証されるのかといった『どこまで』という条件闘争にマスコミは入るのが普通なんじゃねと思ったのだが、何故か朝日や毎日といったマスコミは廃案、法案絶対阻止という形で安倍政権と真っ向対峙する道を選んだ。

この時点でもう秘密保護法案は法案の中身をどうするかというより権力闘争、政局となってしまった。

妥協点を探る事は放棄され、法案を絶対通したい政府側と法案をぶっ潰したいマスコミ側のガチンコ対決が始まった。

しかし当然だが衆参過半数を握っている自公政権はあっさり法案を通してしまい、政局はマスコミの敗北という形で終わってしまった。

参院で修正をという声がマスコミからは今更のように聞こえてくるが、その甘えた考えには正直失笑すら覚える。するわけねーじゃん。笑。

修正協議による妥協を民主党に拒否させときながら今更なに寝言言ってるのかと。アホかと。バカかと。

こんな結末になることは初めから予想できただろうに、何故マスコミは全面対決の道を選んでしまったのだろうか。

おそらく彼らは自分達の力を過信していたのだろう。

『俺達が世論を煽れば法案の一つや二つ廃案に出来るぜ。与党が衆参過半数握ってる?関係ねえ』みたいな。

安倍首相、依然高い支持率―秘密保護法案反対でも - Japan Real Time - WSJ

法案が殆ど修正されないまま可決されたうえに、ネガキャンを繰り返しても内閣支持率も下げられなかったとなるとマスコミの衰退もいよいよ来るところまで来たという感じである。


■時代遅れな日本

この秘密保護法案を巡ってはメディアの対応も不思議だったが、なぜこの法案がそれほど多くの議論を呼ぶかも私にはよく分からなかった。

秘密保護法案:衆院通過、海外メディアは…
http://mainichi.jp/select/news/20131127k0000m030127000c.html

海外の反応を見れば分かるように世界から見ればこんな法案たいしたものではない。というかむしろまだまだレベルが低い。

米国のNSAが欧州諸国を盗聴していたという事で反発を食らっているが、実は欧州各国の情報機関も盗聴などに関してNSAと協力関係にあったことなどが明らかになっている。

米国も欧州各国も、そして言うまでもなく中国もロシアも監視、盗聴なんでもあり、何でもしまくりなのが現在の世界なのである。

また、半年前NSAの米国内での活動が問題になった時に米国で世論調査が行われたのだが、その結果が非常に興味深いものだった。

NSAの監視行為にアメリカ人の多数が賛成との調査結果
http://www.huffingtonpost.jp/2013/06/15/nsa_n_3448376.html

「アメリカ人の過半数 ― 56% ― はNSAによる通話記録の追跡を政府のテロ対索手段として受け入れている」

また大多数のアメリカ人は、一般に「テロリストの脅威の捜査」を「プライバシーを侵害しない」ことより重要であると考えている(62% 対 34%)。

わずかの差ながら、過半数(52% 対 47%)が政府によるメール監視に反対している。

この記事を読んだ時には『えーあの自由とか権利にうるさそうな米国人が』と驚いたが、まあ今の世界の流れはこういうものなのだろう。

言いか悪いかは別にして世界は『ビッグブラザー』の方向に進んでいる。そしてこの流れはおそらく変えられない。

スノーデンのニュースを見た後に秘密保護法案のニュースを見ると、何というか日本は牧歌的というか、まあはっきり言えば1周、いや2周ぐらい世界から遅れた国だなという印象を受ける。